2010年5月29日

今日は、家具屋さんと打合せでした。家具が大好きな私は、家具屋さんも大好きなのです。とてもせっかちな方で3倍のスピードで話しが進み、家具寸法の計算も頭の中でパッパッパ。さすがです。(余談ですが、そろばんをやっていたそうです。やっぱりそうか)写真は家具屋さんが作ってくれた手掛けのかわいいサンプル。無垢材を加工しています。毎日触れるところだから、その手触りはやさしいものを。家の中では小さな部分かもしれませんが、日々の暮らしの中では大きなことです。その他にウチアトリエでは、足触り、肌触りも大切にしています。足が触れる床は、無垢のフローリングをお勧めしています。私の家は厚さ3cm、幅30cmの無垢板を張っているのですが、足触りが良く、冬は床暖房がなくても全然ひんやりしません。肌触りも重要で、風通しを良くしたり、パッシブソーラーや輻射熱、暖炉などを考えて設計しています。

2010年5月28日

最近、ありがたいことに少し忙しい日々を過ごしています。(←というブログをマメに更新しない言い訳です。。。)提出のギリギリまでかけて、ギャラリー付きの住宅のプランを完成させました。短期間でまとめたのですが、広い敷地のおかげもあって、とても魅力的な家の計画になりました。今朝、事務所に来てトレペと紙で荒れ果てた机の上の片付けをしていると、何枚のスタディを重ねたのか気になり、数えてみました。答えは「43枚」。環境にやさしくないような気がしますが、どれひとつとして不必要な紙や線はなかったと思います。これだけ色々と考えて出来上がった2枚の図面ですが、結果的に普通でおだやかな家になったこと、これがウチアトリエの家づくりの根っこだと改めて思うのでした。

2010年5月23日

最近のお気に入りの一品です。村澤一晃さんデザインのR定規です。1Rから12Rまであります。面のRや天板のRをこれで検討します。ちなみに、ウチの大きなテーブルは3Rでした。私の旦那が作ってくれたのですが、面はサンダーでいい具合になるまでかけてくれたので、彼の感覚は3Rだったということなります。 続きはこちら »

2010年5月15日

進行中の2世帯の家の模型の写真です。製作途中のことを以前にブログで書きましたが、最終的にどんな家になったのかUPしていなかったので、今日掲載します。とてもシンプルで整ったウチになったな、いい家になりそうだ、と手の平に模型をのせて、クルクルと回しながら出来上がりを楽しんでいる一枚です。でも楽しんでいるだけではなく、屋根の勾配などの家のカタチについてさらに検討を重ねて行きます。 続きはこちら »

2010年5月12日

上の写真は琵琶湖のほとりにある佐川美術館で撮った写真です。この美術館は敷地の大部分を占める水庭に浮かぶようにたたずむ3棟の建物で構成されています。各々は「日本画家の平山郁夫」「彫刻家の佐藤忠良」「陶芸家の樂吉左衞門」の展示が棟ごとにわかれています。樂吉左衞門館はエントランスから一番遠くにあり、ぐいぐい階段を下りると暗い世界が広がります。その入り口にあるとても印象的な空間が上の写真です。 続きはこちら »

2010年5月10日

久しぶりのUPです。GWのお休みに行った旅のこと、暖かくなり色とりどりに咲く花木のこと、進んでいる設計のことなど、ブログに綴りたい事がたんまりあります。でも、まずはこの写真から。上の写真は私のお気に入りの一枚です。現場でお昼休憩をとっている職人さんの後ろ姿をそっと撮らせてもらいました。職人さんが座っている場所はこの家で一番気持ちが良いだろうと私が思う場所です。居間のメインの開口部分で、南側のコーナーに大きな掃き出しの窓が付きます。とても日当りが良く、今後取り付けられる木製建具は両側の壁に引き込まれ、その先には広いデッキ、そして緑豊かな登り庭が連続します。まだ施工途中ですが、すでに居心地のいい場所になっているわけです。ネコと職人さんを一緒にするのは失礼ですが、気持ちのいい場所を探すのが得意なネコに職人さんが重なった出来事でした。