M 私の好きな家

2009年9月25日

それは立原道造のヒアシンスハウス。
立原道造さんは24歳という若さで亡くなりなり、このヒアシンスハウスを実現させる事ができませんでした。後に(今から5年前)に建築家や市民の運動で実現されたそうです。私がここを訪れると、男の人がこの5坪の小さな家の中で、何やら仕事をしていました。尋ねてみると、ヒアシンスの会というボランティア方で、交代でこの家を開けてくださっていました。
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この方に、面白い話しを聞きました。この小さな家(週末住居)に仰々しく高い旗があるのはなぜなのだろう、と違和感がありました。なぞが解けました。このウチは別所沼のほとりに建っているのですが、沼の向こう岸に道造の親友が住んでいたようで、この家に道造がやってくると、旗を上げて、その友人らに知らせようとしたらしいです。だから、この家にある水廻りはトイレのみで、食事やお風呂は友人の家でいただくつもりだったのでしょう。
なるほど。
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この家の「おおらかさ」と「あたたかさ」を見習いたいと、訪れる度に感じています。そして、家は作り手の人柄や考え方があらわれるものなので、設計という事だけでなく、私自身もそうありたいと日々痛感しています。
(M)

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