Y 投げ餅

2010年9月17日

残暑しぶとい新秋の夕刻。今日は妻が担当する家の上棟式であり。そして何を隠そうワタクシ初体験の「投げ餅」が執り行われる。妻に誘われ家族みんなで参加。徒歩圏内のご近所さんでもある。
到着すると肝心の棟木の姿はなく、
あれ?
大きな大黒柱が青空に向かって高くのびており。
さておき。
「蚊がいっぱいいるよ」
と大工さんが貸してくれた虫除けスプレーをシュッシュしながら、今かいまかと態勢を整える。
薪ストーブが置かれるであろう家の中央辺りに一同が集まり、今後の工事の安全を祈願。で家の四方へ酒をまきお清め。たんたんと静寂の中でお祝いの儀式が進む。その様子を娘を抱えながら息をのんで見守る。
続いて一同2階へ上がり、ご近所さんや多くのちびっ子たちが待ちわびるこちら側へ目で合図をする。
「準備はいいか!」
いよいよその時がやってきた。カメラを構える手には汗がにじんでいる。
「ドサっ!」
初めに投げられた餅が地表についた瞬間、意外と重量感のある音と共に一気に皆のボルテージがあがった。ちびっ子たちは我れ先に投げられた餅やら菓子やらを追いかけ大騒ぎ。見知らぬご近所さんと取った取らぬと会話を楽しみながら、やや勢いのある餅をいくつか体に受けつつ、とてもいい経験をさせて頂いた。
感謝。
帰りに参加できなかった棟木を話題に西日へ向かって家路についた。息子さんを肩車する旦那さんとてっぺんに西陽を浴びた大黒柱が印象的であった。
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安全に工事が進み、そして素敵な家ができますように。(Y)

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